2019年1月25日金曜日

西大分で見れるタンクコンテナ(2020年度更新)

・12ft
・昭和電工UT1
ポリゾールは昭和電工が製造している合成樹脂エマルジョンの製品名。
152~156,209~215,228~229の3ロットがあり、全個体が現存。
運用区間は様々。

1次ロットのUT1-152。

2次ロットのUT1-214。1次ロットと同じ73年製造だがキセが延長されている。

3次ロットのUT1-229。こちらは74年製造で吊り用の金具の位置が変更されている。


・大同化成工業UT1
579~582の全4個が運用中。製造年は84年
運用区間は不明。函館貨物を行き来している?
・日本グリースUT6A
2016年関西化成品輸送製造で6~8の全3個が運用中。
神戸タから来ている。同社神戸工場よりグリースを輸送していると思われる。






・20ft(UT)
・日油UT10C 
積荷がパーブチルH-69の物とTBAの物の2種類ある。
妻面ロゴがJOTと鶴崎海陸運輸の2タイプがいる。5059~5065が運用中。

パーブチルHは一般的に有機過酸化物を指す。69は純度を表している。
半田埠頭駅とを行き来しており、同社衣浦工場に製品を運んでいると思われる。

・UT10C-5059
元々は前述のパーブチルH-69の輸送に使われていたが、TBAに変更された(時期不詳)。
TBAはターシャリーブチルアルコールの略。
パーブチルH-69と同様半田埠頭とを行き来している。


・日油UT12C 
5010と5011の2個が運用中。こちらは専らTBA輸送に使われている。
UT10Cとは若干形状が異なっている。
運用区間は同様に西大分ー半田埠頭である。

UT12C-5010
2019/2に全塗装されて運用に復帰したため、他の個体に比べると比較的綺麗である。
(撮影:2019/2/2)


・JOTUT9C
5066番の1個のみ運用中。東急大阪製。
元々花王の化成品輸送に使われていた。転用時期は不明。
運用区間は西大分ー小名浜。クレハのいわき事業所からモノクロロベンゼンを運んでいる。

・JOTUT9F
5002番の1個のみ運用中。極東開発製。
運用区間、積荷は前述のUT9C-5066と同じ。


・三菱ケミカル物流UT11C
5012,5018,5019の3個が運用中。
運用区間は西大分ー四日市。三菱ケミカル四日市事業所で製造されたテトラヒドロフランを運んでいる。


UT11C-5012
この個体のみロゴがMCL。2015年頃積荷を変更されて転用された。


・日油UT9C
妻面に鶴崎海陸運ロゴがある。日本車両製造で5008と合わせて2個が運用中。
日油製造のポリブテンを各地に発送していると思われる。詳しい運用区間は不明。
稼働率はさほど高くない。

・日油UT10C
UT10Cはこの5081番の1個のみ。


・旭化成工業(NRS)UT13C
5015,5016,5018の3個が運用中。
運用区間や荷主は不明。


・日本陸運産業(NRS)UT13C
このタイプのコンテナは積荷を変更して様々な区間で運用されるため、個数は不明。
区間は東水島ー西大分。三菱ケミカル水島事業所から住友化学にイソブチルアルデヒドを納入している。


・三菱ケミカル物流UT13C
前述のNRS所有タイプと同様の理由により、運用個数は不明。

UT13C-5023
文字フォントが古い方のタイプ。

UT13C-5003
NRSのロゴが入っているタイプ。


・三菱ケミカル物流UT13F
前述のUT13Cと同様。


・住友精化UT06C
積荷が2種類ある。

塩化チオニールは実見は5017,5023だけあるが、他の同タイプも西大分に来ていると考えられる。
運用区間は姫路貨物ー西大分。同社姫路工場から住友化学に納入していると思われる。

塩化スルフリルは5024と5025の2個が運用中。
運用区間等は前述の塩化チオニールと同じ。



・日油UT8A
日本車両製造。同タイプのコンテナは多数存在していたが、現在はこの5013が孤軍奮闘状態。ただし稼働率はとても低く、大抵は駅で留置されている。
運用区間は姫路貨物ー西大分。日本触媒姫路製造所から日油に無水マレイン酸を納入していると思われる。
姫路貨物で撮影した同コンテナ(2019/3/24)


・20ft(ISO)
JOTU 471110[0] UT14K-95011
CIMC製造。運用区間等は前述のUT12C等と同じ。
UT形式の置き換えかと思われたが、これ1個の製造に留まっている。

JOTU 371021[8] UT11K-95040
ISOのモノクロロベンゼンは2個が運用中。もう片方はUT11K-95041(ISO番号はJOTU 371069[2])。
どちらもUBH製造。運用区間等は前述のUT9C等と同じ。


JOTU 471157[0] UT14K-95014
CIMC製。NAS-4は日油が製造しているNAソルベントの製品の1つ。製品群ではポリブテンに分類される。
運用区間は西大分ー東京タ。納入先は不明。



NRSU 381056[9]
Welfit Oddy製。テトラヒドロフランのISOは現在のところ1個のみ。
運用区間等は前述のUT11C等と同じ。


JOTU 472001[5] UT13K-95008
CIMC製でUT11C置き換え用に2014年頃登場。95008~95011の4個が運用中(ISO番号はJOTU 472001,2,3,4(チェックデジット省略)) 運用区間は西大分ー東青森。住友化学で製造されたオクタジエンを発送している。納入先は不明。


NRSU 381001[8]
Welfit Oddy製。
UT13Cと違う点は運用区間が四日市ー西大分である点。KHネオケム四日市工場から発送されている模様。

NRSU 381044[5]
Welfit Oddy製。
前述のNRSU 381001[8]と合わせて2個が運用されている。


NRSU 381560[0] UT13K-95007
Welfit Oddy製。
運用区間は西大分ー東京タ。住友化学で製造されたイソパラフィンを発送している。納入先は不明。


NRSU 381016[8] UT11K-95008
Welfit Oddy製。区間は西大分ー新潟タ。
三菱ガス化学新潟工場からモノメチルアミンを発送している。どこに納入しているかは不明。


NRSU 381077[0] 
Welfit Oddy製。DMACはジメチルアセトアミドの略。
前述のモノメチルアミンと同様に、三菱ガス化学新潟工場から発送されているが、どこに納入しているかは不明。

NRSU 381076[4]
実見したDMACは前述のNRSU 381077[0]と合わせて2個。


NRSU 382003[7] UT11K-95027
Consani製で鉄道輸送では珍しい20T5形式。が、運用はごく稀で、年の大半が駅で留置されている。
区間は西大分ー静岡貨物。昭和電工製造の酢酸エチルを発送していると思われる。納入先は不明。


・番外編1(荷役扱いが西大分でない物)
・NRSUT13C 
日本車輌製。運用区間は南延岡ー北九州タ。
緑フレームは8067~8090の24個が存在していたが、2020/5の大牟田貨物廃止により一部のコンテナは用途廃止で解体された模様。
以前と比べると発送数は減少したが、現在でも輸送は続けられている。

青フレームは8023~8025の3個が運用中。
運用区間等は緑と同様であるが、使い分けがされているのかは不明。
写真の8025番のみ1個載せで運用されている。


・宝酒造UT1
86年富士重製。運用個数は不明。主な運用区間は佐土原ORSー延岡ー越谷タ。
あまり頻繁には見れない。


・合同酒精UT5A
運用個数は不明。主な運用区間は佐土原ORSー延岡ー越谷タ。
前述のUT1と似たような使い方をされていると思われる。


・合同酒精UT6C
UT5Aと同様。


・JOTUT5C
画像の26番のみ運用中。詳細は不明。


・日曹金属化学UT2C(日豊では未撮影)
千葉貨物ー延岡行と思われる。頻度は高くない。
同社千葉工場から無水硫酸を運んでいる。納入先は不明。


・番外編2(運用を終えた物)
・南開興業UT20A
関西方面から西大分に来ていた。同駅では2018年春に1回実見したのみだった。最近の目撃がなく、売却されていたとの情報もあったため、運用を終えたと思われる。




2020/10/27更新



0 件のコメント:

コメントを投稿